今さら聞けない基礎知識を完全マスター!オススメのWord入門書籍5選
Wordは、使えて当たり前なソフトとして扱われることが多く、独学でなんとなく覚えた操作方法で使用しつづけているといった方も多いのではないでしょうか。今さらWordの使い方を人に聞くのも恥ずかしいと思ってしまう状況も少なくないですよね。ネットで使い方を検索するにしても、情報量が多すぎて自分の知りたい情報にたどり着くのも困難なケースも意外と多いと思います。だからこそ、書籍でWordの使い方をマスターするのが手っ取り早いのです。今回はWordを学ぶ上でオススメの書籍を5選紹介します。
できるWord 2016 Windows 10/8.1/7対応
著者:田中 亘(著), できるシリーズ編集部(著)
出版社:インプレス
できるシリーズは、持ち運びに便利なポケットサイズで無料電話サポート付というサービスが付随してくるのも嬉しいポイント。本書は同シリーズのWord本で、Wordが初心者であるという以前にPCそのものが苦手といった人や、インターネットでのサポートや問い合わせには慣れていないという中高齢者にもピッタリの入門書です。また、一部のレッスンを動画で見ることもできるので、画面操作手順がよくわかり、非常に親切なサポートが充実しています。対応のOSがWindows 10/8.1/7と、少し前のヴァージョンにも対応してくれているところも、作業環境が必ずしも最新の状態とは限らないPCに不慣れなユーザー向けであると言えます。
普通の解説書では、知っていて当たり前のこととして割愛されてしまうような、漢字変換、英数字の入力といったキーボードを使った文字入力の基礎から解説されているので、初歩の段階で挫折してしまうこともありません。また、文字揃えやフォントの変更、字下げといった読みやすい文書には欠かせない編集機能についてもわかりやすく説明されているので、ビジネスパーソンの資料作成や学生のレポートや論文作成などの参考書としても最適です。さらに、イラストの入った案内書、表が入った見積書、写真入りの年賀状など、実用的な練習用ファイルを使いながら操作を学ぶことができます。加えて、クラウドやスマートフォンをフル活用したイマドキの使い方も紹介されているので、若い世代のユーザーの方にとっても興味深い最新のWord活用法も知ることができますよ!
Wordのムカムカ! が一瞬でなくなる使い方 ~文章・資料作成のストレスを最小限に!
著者:四禮 静子(著)
出版社:技術評論社
「ちょっと直すと、すべての配置が狂っちゃう……」「改行すると、余計な番号がふられて、消すのが面倒……」「図形がうまくそろわない……」といったムカムカ・イライラは、Wordを使ったことがある人ならば、誰でも経験のあることではないでしょうか。そんなあるあるネタを挙げるとキリがないですよね。解決方法を調べるのも手間がかかるので、原因も理解せずに、そのまま放置していることがほとんどだと思います。本書は、そんなストレスを解消してくれるWordの使用方法を学ぶことができる一冊です。
著者は、17年間で2000人以上を完全マンツーマンで指導してきたPC講師で、有限会社フォーティ取締役(刊行当時)である四禮静子氏。何がムカムカ・イライラが原因なのか、どうすればそれを解消できるのかを熟知している著者なので、痒いところに手が届く、目からウロコの解決方法を伝授してくれます!
この手の書籍にはめずらしく表紙がかわいい猫なので、思わず手にとってしまったり、そこが気に入って購入してしまう“ジャケ買い”ならぬ“表紙買い”のユーザーも多いかもしれませんね。同じく猫の表紙で、四禮氏が著者の「Excelのムカムカ! が一瞬でなくなる使い方」も出版されているので、セットで揃えるのも良いかもしれません。
これからはじめる ワードの本 [Word 2016/2013対応版] (自分で選べるパソコン到達点)
著者:門脇 香奈子(著)
出版社:技術評論社
本書は「作例を作りながら学べる」「短期間で基本操作を習得できる」「大きな文字と画面で読みやすい」という3つの特徴があり、初心者の方に最適な入門書です。
気になる内容は「基本操作を身につけよう」「文字を入力・編集しよう」「文字の見た目を変えよう」「文字のレイアウトを整えよう」「表を入れよう」「イラストや写真を入れよう」といった章構成。その章立てからもわかる通り、本当に基礎中の基礎を固める手堅い内容となっています。また、各章の頭には、その章で学習する内容を視覚的に把握できるビジュアル・インデックスがあり、自分のやりたい操作を探すのも便利な構成になっています。さらに、指定のURLから練習用のサンプルファイルをダウンロードして学ぶことができるので、本で解説されている通りの操作画面で学ぶことができます。
中上級者なら当たり前のこととしてスルーしてしまうような操作でも、初心者にはつまづくポイントが沢山あります。本書は、そんなつまづきポイントについても割愛することなく丁寧に解説してくれているので、他の解説書では難しくて挫折してしまったという人にもオススメですよ!
500円でわかるワード2016 (Gakken Computer Mook)
著者:学研プラス(編集)
出版社:学研プラス
買い揃えなければいけないオフィスワークや学習のリファレンスブックは、Word関連書籍の他にも沢山あると思います。意気込んで分厚い本を買っても、一回も読んでいないといったことも、よくあることですよね。そんな経験をもっている人にオススメしたいのが学研プラスから発行されている「500円でわかるシリーズ」のWordのムック本です。本書を読めば、案内状、議事録、パンフレット、ポスター、レポート、年賀状、あいさつ状といった様々な文書作成が思い通りにできるようになります。
本書の特徴の一つは、なんといってもそのリーズナブルな価格です!実質ワンコインで購入できるので、経済的な負担は最小限に、業務スキルをアップすることができるでしょう。また、全94ページで、最初から最後まで読み切るのにも時間がかからないのも忙しいビジネスパーソンや学生にとってありがたい特徴ですね。解説も必要最低限なことをコンパクトにまとめてくれているので、通勤・通学の交通機関の中や仕事の休憩時間などを使って、少しずつ学習を進めていくといったこともできると思います。さらに、画面の早見表、文書作成テク、ローマ字入力表、練習ファイルの4大特典つきなのも嬉しいポイントです。
同シリーズには、他のOfficeソフト関連の入門書も揃っています。必要なソフトの参考書を全部買い揃えても、他のWord関連書籍1冊分くらいの価格で収まりますよ!
Microsoft Word 2016 基礎
著者:富士通エフ・オー・エム株式会社(著)
出版社:富士通エフ・オー・エム株式会社
Officeソフト等のスキルを初心者向けに解説する「よくわかるシリーズ」のWord本です(最新の「Microsoft Word 2019 基礎」もリリースされています)。同シリーズを開発しているのは、ユーザーがどんな場面でつまづくか、どんなことに疑問を抱くかを、知り尽くした経験豊富なインストラクター陣。わかりやすいと評価が高いからこそ、改訂を重ねながら長年Wordユーザーから支持されているのです。様々なスタイルのWord関連本がリリースされていますが、本書は正統派のWord教則本といった感じなので、Word関連書籍は何を買えば良いかわからないと悩んでいる人にもオススメです。
本書は、章ごとにチェックリストが設けられており、教えるプロ集団が「インストラクショナル・デザイン(教育設計)」に基づき考案した内容となっています。実践的な文書の作成を通じて、Wordの使い方を段階的に習得することができ、章末に豊富な練習問題が用意されているので、確実にWordの操作スキルを身につけることが可能です。
過去のバージョンに共通した基本事項はもちろんのこと、強化されたヘルプ機能(操作アシスト)や新しく登場した用語検索機能(スマート検索)などWord 2016の新機能についてもコンパクトに紹介。短時間で効率的に新機能を学ぶことができるのも多忙なビジネスパーソンにとって、ありがたいですよね。さらに、タブレット型のPCなどにも対応して、タッチ操作によるWord使用方法も解説。タッチ操作の場合は、右クリックや、ダブルクリックはどうすれば良いかといったことも解説されています。
Wordの機能は膨大なので、ある読者層の目的に合わせた参考書では、情報が断片的になってしまっているケースも少なくありません。本書はバランスよく各項目の情報が掲載されているので、もうすでにWord関連本を持っているという人も、スタンダードな教科書として持っておくと、いざという時役立つかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。初心者向けのWord入門書なんて、どれも一緒と思っていた方もいるかと思いますが、今回紹介した5つの本を見ても、かなり内容が違いますよね。イラストが多めでビジュアル的にわかりやすい本もあれば、文字情報も多く情報の漏れがないように手堅くまとめられた内容の本もあります。こうした入門書は、読者との相性が重要なので、本稿を参考にして、自分にあったものをセレクトしてみてくださいね!